投資をこれからやってみたい、投資を初めて経験が浅いなどの初心者向けに、投資をはじめる上での心構えを書いてみました。
投資とギャンブルをいっしょにしていませんか?
この心構えを間違えると、投資がギャンブルになるばかりか、以後の人生を台無しにしてしまうほど悲惨な結果を招く恐れもあります。
お金とは、価値の尺度、交換手段、価値の貯蔵の機能を備えた人工の道具です。
・道具であるお金に自分が振り回されるか
・自分が道具であるお金を有効に扱うか
それは取り組み方によって変わります。
投資はただの手段、投資には目的がある
・老後の生活に不安がある
・年金を自分で準備したい
・財政破綻に備えたい
・将来の資金をつくりたい
・インフレから資産を守りたい
・退職金を運用したい
こんな理由で投資を検討している方はたくさんいます。
しかし、投資とか株の売買という言葉を聞くと、怖い、大損しそう、分からないなどと思い、ためらう人が多いのが実情です。
あるいは、投資をはじめたが、
・何をやっているかわからない
・ギャンブルになってしまった
・上達しない
など問題を抱えている人もたくさんいます。
投資を行うにあたり、投資で何を得たいのか目的を明確にしておくことが必要です。
投資はあくまで手段であり、お金は道具です。
目的には、目的に応じた手段があります。目的によっては、投資が適した手段でない場合もあります。
例えば、1年で資金を作り事業を行う目的に対し、投資という手段は不適です。
投資は長い時間を使うことでリスクを減らし利益を上げます。短期間でお金を作るのであれば、共働きや副業、融資が手段に適します。
投資の目的としてよくあるのが、老後の備え、自分年金づくり、インフレ対策、早期リタイヤ、将来の資金づくり、子供の教育資金などです。
いずれも長い時間を活用することが前提となります。目的を達成するためには、支出削減や副業、起業など他の手段との組み合わせが必要なケースもあります。
目的は人それぞれ異なるので、考えて見て下さい。
リスクのない資産はない
投資に絶対はありません。絶対儲かるということは、絶対ありません。
株や投資信託などの投資商品に限らず、不動産や国債、銀行預金などどのような資産にもリスクがあります。
ただ資産によってリスク内容と発生する確率が違います。また資産を持つことで得られるリターンも違います。
リスクとリターンを測り、自身の目的に合わせて資産を適切に組み合わせることが投資活動であると認識しましょう。
投資は自己責任
管理人自身は10年前に投資をはじめるにあたり、何から始めればよいのか? どんな運用をすればよいのか? 誰に聞けばよいのか?と分からないことだらけでした。
不思議なことに、日本の学校教育では家計に役立つお金の教育がされません。
わからないことはプロに聞くというのが一般的ですが、資産運用のプロって誰ですか?
銀行やその他金融機関の金融商品販売担当は、販売手数料を得るのが仕事ですから投資家と利益相反がおこります。運用のプロと販売のプロは別です。
プロのファンドマネージェーは、大勢いて誰が優秀か選べません。しかも多くは利回りがインデックスファンドを下回ります。
テレビに経済評論家はたくさん出ていますが、意見がバラバラでしかも言いっぱなしです。運用のプロとコメントのプロは別です。
著名投資家のウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスなら実績・信頼十分です。でも聞けませんね。
結局自分で判断するしかありません。委託する人を決めるのも自分です。
だから投資は自己責任です。
投資の失敗事例をあつめてみました。コチラ ➡ 投資の失敗事例から学ぶ
自分が上達する仕組みをつくる
自分で判断するとなると、自分で知識を得て、自分で経験して上達するほかありません。
しかし経験が少ないうちに、大きな損失を被るとそこで資金がつき投資が終わります。そこで資金をつくり直し再チャレンジできる人は稀です。
投資はギャンブルと異なり、短期間で損か得かのゲームではありません。長期運用でリスクを軽減することが、大きなリターンにつながります。
とはいえ、はじめが肝心です。一からはじめる時に、早めに知っておきたいことはたくさんあります。知っておくと上達までの時間短縮や致命的な損失を回避できます。
投資には、次のことが必要です。
・自分の取りうるリスクが分かっている
・自分で上達する仕組みができている
これらが整うと、自分の試行錯誤をうまく利用して上達できるようになります。
これは精神論ではなく、手順と実行の問題です。
資産を増やした人が、より資産を増やすこともうなずけます。
このサイトでは、これから投資をはじめたい人、投資がうまくいかない人向けの、投資ガイドを掲載していますので参考にして下さい。
投資を上達するための関連ページは、コチラ ➡ 投資が上達する仕組みづくり
継続できる投資をめざす
人口増加にともない世界経済は拡大を続け、世界の株価が長期的に上昇しているのは事実です。
株式はインフレにもっとも強い資産であることも知られています。
しかし、投資をはじめても多くの人が損をして終わります。儲けている人はやめないので、やめた人=損をした人といってもよいかもしれません。
継続できる資産運用を目指しましょう。
家計の把握から投資を上達するまでの流れをフローにしました。コチラ ➡ 資産を増やすフローチャート
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