このサイトでは、海外に分散投資する優位性についていろいろ紹介してきました。
投資の経験を積み、能力に長けた人でなければ、投資収益を上げられない方法では、素人では実践することができません。
しかし、海外に分散投資する方法は、特別な知識や能力がなくても、長期間継続して実践することで、大きな効果が期待できます。
日本の金融庁の発行した金融レポートの資料に、わかりやすいデータがありますので、今回ご紹介します。
国が長期の海外分散投資の効果を認め、推奨しているのは驚きですね。
数値でわかる海外分散投資とドルコスト平均法の効果
目 次 1.簡単にいえば長期に海外に分散して投資さえすれば資産は増える! 2.ドルコスト平均法とは? 3.ドルコスト平均法の効果 4.海外分散投資の効果 |
簡単にいえば長期に海外に分散して投資さえすれば資産は増える!
結論からすると、長期にドルコスト平均法を使って、国内外の株式と債券に分散して投資したら資産は増えますよ! というものです。
毎月同額ずつ買付けするものとし、保有期間のによってその年率換算の投資成果を表しています。
保有期間が5年だと、投資収益率がマイナスになる確率が約2割程度あります。
それでも8割は、年率0~14%までの利益が出ているのです。
保有期間をさらに伸ばした20年の場合、投資収益率がすべてプラスで、しかも年率で2~8%もの投資収益率が出ています。
20年というとすごい長い期間のように思えますが、毎月積み立てるだけなので作業としてはカンタンです。
人生80年時代から人生100年時代へと変わっていってるので、20年といってもそれほど長くありません。
早く気づいて始めたら、よりリスクを小さくして、大きく殖やせるということですね。
住宅ローンを35年で組むことに比べたら、天国と地獄です。
ちょっとずつ積立てたお金が、年率2%以上で殖えていくのですから、気持ちにも余裕ができます。
ただ途中の景気調整局面で一時的に目減りすることもあるので、右往左往せず、きっちり積立を続ける強い意思は必要です。
ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法とは買付けの方法です。
毎月定額ずつ買付けを行うことで、高値つかみを減らし、平均取得単価を低く抑えます。
当サイトにもドルコスト平均法の関連ページがいくつかあります。
ドルコスト平均法の効果
実際の指数を使ってドルコスト平均法の効果をシュミレーションしています。
TOPIXを一度に買ってそのまま保有する場合とドルコスト平均法で積立購入した場合では、ドルコスト平均法の方が収益率が高くなることを表しています。
海外分散投資の効果
単一の資産カテゴリにのみ投資するよりも、複数の資産を組合せて投資することにより、リスクを少なくできることを表しています。
08年はリーマンショックの影響で各資産とも大きく下落していますが、すでに回復しています。
複数の組合せでマイナス年の頻度を減らし安定した資産運用が期待できます。
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