ドルコスト平均法とは?特徴や問題点をシュミレーション

    

買い値および時間の分散の考え方に基づいた投資法に、ドルコスト平均法があります。

ドルコスト平均法について特徴を知っていますか?

目   次
1.ドルコスト平均法の特徴を数値で見る
・平均取得単価が下がる例
・平均取得価格が上がる例
2.ドルコスト平均法の特徴と問題点
3.ドルコスト平均法のシュミレーション例

資金を分割して、定期的に、定額分だけ購入する投資方法です。証券会社のサイトなどで多く紹介されています。

ただし、教科書的に記載された総論を知ってもあまり役に立ちません。

ドルコスト平均法を数値でよく理解した上で、自分の投資スタイルにどう適応するかを自分で考えなければ利益はできません。

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ドルコスト平均法の特徴を数値で見る

ケース1 平均取得単価が下がる例

下の表は、次の条件で試算した表です。
・ある銘柄を、1回と2回で各1000ドルずつ購入
・1回目の購入価格は100ドル、購入数は10口
・その後大きく下落し、
 2回目の購入価格は50ドル、購入数は20口

 
1回
2回
価格(ドル/口)10050
売買
購入額(ドル)1,0001,000
購入数(口)1020
保有総数(口)1030
保有評価額(ドル)1,0001,500
元本(ドル)1,0002,000
評価損益(ドル)0-500
平均取得単価(ドル/口)10066.7

合計30口を合計2000ドルで購入したので、1回、2回の合計の平均取得単価は66.7ドル/口に下がりました。

この後、価格が66.7ドルに戻れば、損益は±0になります。

価格が100ドルまで戻った場合は、(100ドル-66.7ドル)✕30口=1000ドルの利益になります。

ケース2 平均取得価格が上がる例

下の表は、次の条件で試算した表です。
・ある銘柄を、1回と2回で各1000ドルずつ購入
・1回目の購入価格は100ドル、購入数は10口
・その後大きく上昇し、2回目の購入価格は150ドル、購入数は6.7口
(購入数は本来整数ですが、試算では少数まで計算しています)

 
1回
2回
価格(ドル/口)100150
売買
購入額(ドル)1,0001,000
購入数(口)106.7
保有総数(口)1017
保有評価額(ドル)1,0002,500
元本(ドル)1,0002,000
評価損益(ドル)0-500
平均取得単価(ドル/口)100120

1回、2回の合計の平均取得単価は120ドル/口に上がりました。

当然ですが、価格が上昇して購入したので平均取得単価が上がります。

この後、価格が100ドルに戻った場合は、(100ドル-120ドル)✕16.7口=-333ドルの損失になります。

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ドルコスト平均法の特徴と問題点

投資で多くの利益を上げるためには、安く買い、高く売ることが求められます。

安く買うということは、平均取得価格を低く抑えることです。

ドルコスト平均法の特徴としては、
・値が下がる相場では平均取得価格を低く抑えることが出来る。
 →有利になる

・値が上がる相場では平均取得価格が高くなる。
 →不利になる

・最終的に値が戻れば、下落幅が大きいほど、利益が大きくなる。

問題点としては、
・ドルコスト平均法を上昇相場で適応すると、平均取得価格が高くなり、下落で損失が大きくなる。
・購入の間隔の設定によっては、上昇相場にも下落相場にもなる。
・まとまった投資資金がある場合でも、少額ずつしか投資できず、資金が活用されない。
・小刻みに投資すると売買手数料が増加する場合がある。
などがあることは理解しておきたいです。

以上の問題点から考えると、
ドルコスト平均法の特徴を理解した上で、
・適した銘柄
・適した購入間隔と金額
を設定することが最も重要になります。

投資手法と銘柄をマッチングさせることは投資の重要な要素です。

また、ドルコスト平均法にもう一つ必要なものがあります。

それは売り戦略です。

ドルコスト平均法のシュミレーション例

参考までに、ドルコスト平均法で下落相場と上昇相場で購入した場合の損益シュミレーションのグラフを下記します。

上昇相場をドルコスト平均法で購入した場合、値が少し下がっただけでも利益が飛んでしまいます。

ドルコスト2

下落相場をドルコスト平均法で購入した場合、値が元に戻ると大きな利益が出ます。

ドルコスト1

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