子供名義の証券口座(未成年口座)のページのアクセスが多いので、子供名義の証券口座での資産運用に関心のある人は多いようです。
子供のためのお金を子供名義の銀行口座に預けている家庭はよくあります。
しかし銀行預金では金利もつかず、インフレで目減りすることすらあります。
子供は親よりも投資期間が長くとれるので、長期投資にはもってこいです。
そして将来、相続税の節税効果を発揮します!
目 次 1.投資は投資期間が長ければ長いほど有利! 2.子供が小さい時から証券会社の未成年口座で運用! 3.親子といえども年間110万円超える贈与は税金がかかる! 4.子供が成人になったら運用方法も伝授して一石二鳥 5.子供のお金の資産運用には海外分散の積立投資が便利 |
投資は投資期間が長ければ長いほど有利!
投資は、複利で資産を増やすことに醍醐味があります。
100万円を利回り5%で運用した場合、1年では105万円ですが、複利運用で10年では163万円、30年では432万円、50年では1,146万円となります。
10年だと1.6倍ですが、30年では4.3倍、50年ではなんと11.4倍になります。
絵空事のように思うかもしれませんが、複利の威力を利用して、投資額を追加しながら資産をもっと短期間で増やしている人は多くいます。
投資期間を長くすると、短期的な騰落のリスクが減るので全体としてリスクが少なくなります。
投資期間が長ければ長いほど有利ということは、寿命が長い人が有利ということです。
親よりも子供の方が投資期間が長くなるので、子供が小さいうちから運用すると、多くの運用利益を得られる可能性が高くなります。
子供が小さい時から証券会社の未成年口座で運用!
子供が小さくても証券口座や銀行口座は開設できます。
子供が自分で資産運用できなくても、親が代わって運用することが出来ます。
もちろん運用している資産は、子供のものです。
親の資産は親の口座で運用し、子供の資産は子供の口座で運用することになります。
これを長期の資産運用で増やしていくのです。
初期の投資資金は少なくても、積み立てて、長期に運用するとだんだんまとまった金額になります。
増えたあと子供に贈与や相続するのでなく、子供の資産を運用で育てていることになります。
親子といえども年間110万円超える贈与は税金がかかる!
子供は収入がないので、投資資金はもらったお金です。
お年玉のように家族以外の人からもらうこともあるでしょうが、そのほとんどが親からもらったお金になるでしょう。
通常の範囲の金額であれば問題はありませんが、親子であっても贈与金額が年間110万円を超えると贈与税がかかります。
一般的には、毎年110万円以上のお金を親から子に贈与することはないでしょうが注意は必要です。
子供が成人になったら運用方法も伝授して一石二鳥
親が堅実に資産運用をしている家庭の子供は、同じように運用を行なうことが多いようです。
親が成功体験を子供に伝えるのは、当たり前といえば当たり前です。
資産運用を始めるのは、早ければ早いほどよいと言われます。若いと失敗してもやり直しがきくからです。
年をとって投資を始めるのはその逆で、リスクが高くなる訳です。
親が子供に代わって運用して、子供が成人になったら、子供に運用方法を伝授して更に資産をつくる。
子供が自分で自分の資産を殖やすのでそもそも相続となりません。
親が親の口座で殖やしたお金を相続で子供に引き継ぐと相続税の対象になります。
相続税の節税効果は絶大です。
子供も自分の口座で運用方法を早くマスターできます。
親から子へお金という物を与えるよりも、お金を殖やす能力を伝承することの方がきっと役立つでしょう。
なお子供の口座も投資収益にはもちろん税金がかかります。
子供のお金の資産運用には海外分散の積立投資が便利
世界経済は人口の増加と生活水準の向上とともに成長しています。
ただ全体としては成長していても、それぞれの国やエリアの成長率は異なることが予想されます。
日本人だからといって、日本円や日本の資産ばかりに集中投資していては、非常に高いリスクを背負うことになります。
そこで世界経済の成長を取り込むために、世界の先進国、新興国の株式や債券に分散して長期投資します。
簡単に始められるのは、投資信託の積立を利用して、海外に分散投資する方法です。
すでに世界でも類のない超高齢化社会に突入している日本の行く先は非常に悲観的です。
今の親の世代よりも、子供の世代の方がいっそう生活が厳しくなるでしょう。
年金の減少や増税の傾向を見てもこれは明らかです。
未来はいつも不確実ですが、いまから将来を先取りして取り組みを始めてみることは意味があると思います。
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