当サイトの投資実績の推移グラフを以下に公開します。
リーマンショックという未曽有の大暴落もあり、利益と損失を繰り返し長く試行錯誤したおかげで、さまざまなメンタルの訓練と知識と経験を得ることができました。
その結果、海外投資を活用したポートフォリオ運用にたどり着き、利益を積み上げることができるようになりました。
管理人の投資経験の概要を以下にまとめました。失敗の記録です。
①ビギナーズラックの頃
2005年
この年まで銀行窓口の外貨預金の経験しかありませんでしたが、初めてネット証券の口座開設を行いました。
はじめは日本株や中国株、投資信託などで思いついた銘柄に投資をしていました。
その後ネット証券の売買にも慣れた頃から、主にFX(外国為替証拠金取引)、J-REIT(不動産投資信託)の短期売買で利益が一気に拡大しました。
FXでは、当時円安傾向でその流れに乗ろうと米ドルやユーロなどを1万ポジションづつ数点買いし、損切りなし1~2万円の利益確定で売りを繰り返していました。どんどん利益が積み上がりました。
FXをはじめた頃は恐る恐る売買していましたが、利益が積み上がると気が大きくなり、さらに儲けようとポジションが多くなっていました。
J-REITは、2007年の上期頃ブームがありました。上昇の流れに乗ろうとJ-REITの銘柄を数点買い、損切りなし2~5万円の利益確定売りを繰り返していました。
J-REITは高い分配金が魅力の商品ですが、価格上昇で当時分配金利回りは3%前後まで低くなっていました。ブームになると、内容は悪くても大勢が飛びつくというバブルによくある光景です。
②損切り地獄の頃
2007年の8月
燻っていたアメリカのサブプライム問題が顕在化しました。ドル円相場は1日で5円超円高に振れ、日経平均は1日で800円超下げ、世界の市場が大混乱に陥りました。
その後株価は下落を続け、2008年9月のリーマンショックで未曾有の大惨事に至りました。投資状況も一転します。
FXでは、多くのポジションと高いレバレッジが仇となりました。暴落の状況においても未練ですぐに損切りできず、それからというもの多くのポジションの整理に追われました。
パンクしないように追加資金を投入しました。子供のための貯蓄から資金を借りたこともありました。
“また値が戻るのではないか、損失を確定したくない” と “早く損失を確定して楽になりたい”という思いの葛藤の日々でした。当然仕事も手につきませんでした。
その後更に円高が進み、結局全てのポジションを損切りし損失を確定させました。その時ホッとしたのを覚えています。
J-REITにおいても全く同じでした。最終的に損切りをして損失を確定しました。
ところが結果的にこれらの失敗が、辛抱強さや冷静さなど自身の投資スキルを上げることになりました。これは投資を止めなかったからだと思います。
今でも机の前には、当時を思い出し自制を促すために、2007年当時の株価急落、為替急変の新聞記事を貼っています。投資は資金がつき市場から退場を宣告されたら終わりです。
③成果でず悶々の頃(いろいろ実践)
株式市場は2009年に底を打ちました。世界の株式、債券、不動産など大きく暴落した資産が、ユーロ危機やギリシャショックなど調整局面をともないながら、徐々に回復してゆきました。
その頃管理人は主に、海外資産を対象とた投資信託や日本株、高い分配利回りのJ-REITなどに投資していましたが、大きく毀損した資金、戦略なき投資、浮き沈みで増えない利益の中で我慢の投資を続けていました。
その頃は次のようなことを問題視していました。
ユーロ危機などで度々株式市場は大きく下落・回復するが、せっかく安く買えるタイミングを活かせていない。
海外資産を日本円で買う場合は、外貨建て資産価値+為替のミックスとなり分離できない。
一方、新しい試行錯誤を続けていました。
2012年からは国内証券会社で米国株の取引きをはじめました。
引き続いて海外証券口座を開設して取引をはじめました。これで外貨建て資産価値と為替のミックスを分離できました。
また以前失敗したFXに分散投資の考え方を導入し運用を始めました。これは今も継続して利益を積み上げています。
④コツをつかんだ(海外分散ポートフォリオ)
自身の投資の問題点を考えているうちに、ポートフォリオとその運用に問題があると気づき、ポートフォリオの見える化、ポートフォリオ改革を実行しました。
通貨配分の大幅変更、米国ETFの本格導入、海外証券会社の本格運用、ルール化・PDCAサイクルの活用などです。
その後ポートフォリオ重視の運用とルール化・PDCAサイクルによる改善活動によって、市場の変化に対応できるようになり、
大きく利益を出せるようになってきました。
資産運用は、ある程度型ができるとあまり時間はとられないので、サイト作りを始め、今に至ります。
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