損切り(ロスカット)は投資だけの決断ではない!日常生活のサンクコストや断捨離も損切りだった

    

損切り(そんぎり) 、 ロスカットは投資ことばです。

含み損がある状態で、反対売買して損失額を確定することです。

損切りは、合理的に必要でも、気持ち的に難しいんです。練習が必要です。

でもよく思うんですが、投資に限らず日常生活でも、損切りのように合理的に必要でも、気持ち的に難しいことよくあるんです。

お金に限らず、時間や労力をかけたけど、当初の目論見通りにならなかった。しかし、なかなか未練が断ち切れない。

そんな日常生活における損切りについて知って、役立てよう

目   次
1.投資活動における損切り
2.事業における損切り サンクコスト
3.買い物における損切り 整理・断捨離
4.始めてしまったことにおける損切り 撤退
5.同じことを繰り返していると進歩がない!
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投資活動における損切り

損切りをしようかどうしようか決断出来ずにずるずる値が下がり、結局大きく下がったところで損切りせざるを得なくなるというのが損失が膨らむパターンで、精神的にもダメージを受けます。

あるいは損切りするのをずっと先延ばしにすると、いわゆる塩漬け状態となり、資金が有効に活用されず機会損失が生じます。

損切りという行為は、自分の最初の決断を否定する行為なので、慣れなければなかなか実行できません。

ここに理屈で言う以上の難しさがあります。

大幅に値下がりして塩漬けになっている株でも、まだ値上がりするかもしれない、って思っちゃうんです。

そんな時は一度売ってみるといいです。一度現金にして、やはりその銘柄が良ければ買い戻せばいいんです。

往復の手数料が数百円かかるだけです。

一度売ると、買い戻すことはまずないでしょう。買い戻すことが合理的でないからです。

塩漬けになった株を売ってわかるんですが、売るとその資金の使い方を冷静な頭で考えることが出来ます。

冷静に損切りができるということは、投資をする上で重要な能力といえます。

投資の失敗学について、コチラ ➡ 投資によくある8つの失敗事例!失敗から学んだ対策を儲けに活かそう

投資に冷静さが求められるワケ、コチラ ➡ 投資に役立つバフェットのことば

最初に買う時点で、目論見を外れた値動きをしたらどうする、ということを決めておき、それを守ることが大切です。

自分の目論見と違う結果になったら、素直に間違いを認め売却し、新たに出直し(リセット)です。

間違いを認めることで、その経験を次に活かせます。

事業における損切り サンクコスト sunk cost (埋没費用)

サンクコストは、事業において戻ってこないお金や労力のことです。

サンクコストがよく露見するのは、企業においての新規事業への投資です。

新たな事業に投資したものの、事業計画通りに収益が出せず。

事業を止めてしまうとそれまで投資したお金(サンクコスト)が戻ってこない。

事業を止めることが出来ずに、追加投資(追い銭)をして傷を広げるなんてことも。

投資前に、撤退基準を設けたりしますが、一度始めたものを撤退するのは力がいります。

サンクコストに見切りをつけることは、まさに損切りです。

買い物における損切り 整理・断捨離

家庭の買い物をする時、絶対に必要だと思って買いますよね。でも買ったあとで失敗したってことはありませんか。

・買うときに便利だと思ったが、役にたたなかった。

・自分に似合うと思ったが、似合わなかった。

・すぐに飽きてしまった。

など理由はさまざまです。

いずれにしても買う前の目論見がハズレたのです。

これをすぐに捨てる、あるいは売却処分することが損切りです。

整理整頓といいます。整理とは、必要な物と不要な物に分けて、不要な物を捨てること。

断捨離は、不要な物を断って、捨て、物の執着から離れるということ(らしい)。

当初必要と思って買った物でも、不要になった時点で捨てる。まさに損切りです。

物を捨てれずにいると、不要な物が場所を占有します。

経済的にいうと場所の維持にもお金がかかっているワケですから、不要なものを捨てて場所を確保するのは合理的といえます。

分かってはいるけど、気持ち的に捨てられないことありますよね。これも練習が必要でしょう。

始めてしまったことにおける損切り 撤退

一度始めたものが不要だと分かった時に止めること、これも損切りと言えます。

サンクコストの説明例でよくあるのが、2,000円払って見始めた映画が30分後に面白くないことがわかった。

途中で映画館を出るか、あるいは最後まで見続けるか?

すでに支払った2,000円と過ぎた30分は、取り戻すことが出来ないのでサンクコストです。

ここで損切りすることは、映画館を出ることです。損切りすると映画の残り時間を別のことに有効に使うことが出来ます。

ほかにも、習い始めたあと不要になった習い事や資格、取り返しのつかないギャンブルの負けなども同様といえます。

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同じことを繰り返していると進歩がない!

日常生活に損切りの判断が必要なケースが多くあることが分かります。

合理的という判断は、基本的に数値、とくにお金や時間で評価します。

感情ある人間が、すべて数値だけで判断するのがよいワケではありませんし、多分できません。

でも、お金や時間で評価した方が良いことも多くあります。

損切りが上手くできるように練習すると役立ちます。

失った時間やお金、労力は戻ってきませんが、その経験を次に活かすことが大切と思います。

証券投資の場合の経験値アップ

損切りが出来ずに塩漬け株が放置され、資金が活用できない状態

目論見を外れた株は、損切りができる (損切りの痛みを知る)

次に買うときは、前回損失した株の失敗と同じことをしない

買いと売りに決めごと(ルール)ができてくる

繰り返すと決めごと(ルール)が向上し、守れるようになる

損失が減り、儲けが大きくなる

買い物の場合の経験値アップ

不要な物の処分が出来ず、部屋中が物であふれた状態

不要な物は、処分ができる (物を捨てる痛みを知る)

次に買うときは、前回不要になった物と同じことをしない

買い物に決めごとができてくる

繰り返すと決めごとが向上し、決めごとが守れるようになる

不要な買い物が減り、お金が貯まる、部屋も片付く

すぐに不要になる物を繰り返し買う人は、経験を活かせていない証拠です。

捨てないためには、すぐ不要になりそうな物を買わないことがベストです。

間違ってもただでは起きない、試行錯誤で上達することが必要なんです。

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