スマートベータ指数型のETFや投資信託の銘柄と運用情報

    

スマートベータと呼ばれる指数があります。

インデックスの投資信託やETFは、ベンチマークとなる指数を決め、その指数に連動した運用を目指します。

ベンチマークとなる指数は、株式の場合、通常時価総額割合で作られています。時価総額は株価×株式数ですので、指数には時価総額が大きな企業が多く含まれることになります。

これは株価上昇で時価総額が大きくなった企業を多く含むことを意味します。株価下落ではその反対になります。結果的に、割高株を多く含み、割安株を少ししか含まないポートフォリオの指数になってしまいます。

このような伝統的な時価総額割合の指数から脱却して、より高い収益を目指すために開発されたのがスマートベータ型の指数です。スマートベータ指数は、その名のとおり「賢い指数」とも呼ばれています。

目   次
1.スマートベータ指数の特徴
2.スマートベータ型の投資信託の銘柄情報
3.スマートベータ型のETFの銘柄情報
4.スマートベータ型ETF・投資信託の運用
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スマートベータ指数の特徴

スマートベータ指数は、時価総額割合に変えて売上高や利益率、配当利回り、成長性、ボラティリティなどの指標をもとに、それぞれの戦略とルールに基づいた組入銘柄と比率で構成されます。

組入銘柄と比率を時価総額に縛られないようにして、中長期的に市場平均を上回る成績を目指します。

スマートベータ指数をベンチマークとして、スマートベータ指数に連動する投資信託やETFがあります。

スマートベータ型の投信は、指数に連動するのでインデックスの投信といえます。スマートベータ型投資信託は、インデックス投資でありながら、市場平均を上回る成績を目指すという点で、アクティブ運用の一面をもつともいえます。ETFも同様です。

ETFのメリットを比較表で紹介、コチラ ➡ ETFと投資信託・株式の比較

スマートベータ型の投資信託の銘柄情報

スマートベータ指数型の投資信託には次のようなものあがあります。

JPX日経インデックス400指数に連動する投資信託はほかにもいくつかあります。現時点でもっとも信託報酬が安いものをピックアップしました。

スマートベータ型投資信託

カテゴ
リー
名称 ベンチマーク 信託
報酬
投信
先進国株式
三井住友TAM SMT米国株配当貴族インデックスオープン S&P配当貴族指数(円換算) 0.594%
投信
新興国株式
ダイワインデックスセレクト新興国株式ファンド FTSE RAFI エマージングインデックス(円換算) 0.648%
投信
日本株式
SMT JPX日経インデックス400オープン JPX日経インデッ
クス400
0.4%

各ベンチマークの概要

S&P配当貴族指数(円換算):
米国市場のS&P500構成銘柄のうち、過去25年間連続して毎年増配している優良大型株から、銘柄のウェイトを均等化して組み入れている。

FTSE RAFI エマージングインデックス(円換算):
新興国の上場株式の中から、株主資本、キャッシュフロー、売上高、配当の4つのファンダメンタル指標にもとに、銘柄の選定とウェイト付けをおこなっている。

JPX日経インデックス400指数:
東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ市場から時価総額、売買代金、ROEなどの指標をもとに、400銘柄を選定している。

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スマートベータ型のETFの銘柄情報

スマートベータ指数型のETFには次のようなものあがあります。

スマートベータ型ETF

カテゴ
リー
名称 ベンチ
マーク
信託
報酬
米国ETF
先進国株式
iシェアーズ・コア米国高配当ETF(HDV) モーニングスター配当フォーカス指数 (Morningstar Dividend Yield Focus Index) 0.12%
米国ETF
新興国株式
パワーシェアーズ FTSE RAFI 新興国市場ETF(PXH) FTSE RAFI Emerging Markets Index 0.49%
国内ETF
日本株式
MAXIS JPX日経インデックス400(1593) JPX日経インデックス400 0.078%

各ベンチマークの概要

モーニングスター配当フォーカス指数 :
米国株式市場で取引される株式から持続的に配当水準が高く、優良で財務の健全性が高い企業として選別した高配当銘柄上位75銘柄で構成されている。

FTSE RAFI Emerging Markets Index:
新興国の上場株式の中から、株主資本、キャッシュフロー、売上高、配当の4つのファンダメンタル指標にもとに、銘柄の選定とウェイト付けをおこなっている。

JPX日経インデックス400指数:
東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ市場から時価総額、売買代金、ROEなどの指標をもとに、400銘柄を選定している。

スマートベータ型ETF・投資信託の運用

海外分散投資のアセットアロケーションにスマートベータ型の投資信託やETFを組入れる時には、次のことを注意するとよいでしょう。

信託報酬が安い銘柄を選ぶ

海外分散投資の銘柄として、一般的な指標連動のETFやインデックスファンドの代替銘柄候補としてスマートベータ型を検討しますが、信託報酬が高いものは避けたほうがよいでしょう。

投資信託における信託報酬はコストであり、コストは運用成績を悪化させるもので、長期運用ではこのコスト差はばかになりません。

一般的にスマートベータ型は、アクティブファンドより信託報酬が安めに設定されていることが多いようですが、スマートベータ型だからといって高い信託報酬の銘柄を選ぶことは問題があります。

ETFや投資信託の信託報酬については次のベージを参照下さい。
海外分散投資に使える低コストの米国市場のドル建てETFの銘柄を選ぶ方法
海外分散投資に使える低コストのインデックス投資信託の銘柄を選ぶ方法

投資信託の販売手数料が安い銘柄を選ぶ ノーロードがベスト

販売手数料は、買付手数料とも呼ばれ、投資信託購入時に1回発生するコストです。

信託報酬のように毎年発生ものではありませんが、不要なコストは省きたいものです。

マネックス証券SBI証券では、多くのインデックスファンドがノーロード(手数料無料)で販売されています。

アセットアロケーションの組み入れ割合に注意

スマートベータ指数は、伝統的な指数と比較して高い運用成績を出しているものも多くありますが、歴史が浅い手法で、これまでの効果を今後も継続できるかは未知数です。

スマートベータ指数の成績が良いからと言って、他のファンドも同様の運用をはじめると効果が薄れる可能性もあります。

長期の分散投資の場合は、単一の投資信託やETFのリターンよりもアセットアロケーションの組み合わせによる効果を重要視します。そういう意味では、資金の一部でスマートベータ型の投資信託やETFを組入れる選択肢はあります。

一例ですが、米国ETFのHDV(iシェアーズ・コア米国高配当ETF)は、信託報酬が0.12%と安く、配当利回りは3.48%と高いです。

米国の代表的な株価指数であるS&P500のETFであるSPYは、信託報酬が0.09%で、配当利回りは2.01%です。値動きはHDVの方が緩やかな動きをしています。その場合、SPYの代替あるいは一部としてHDVの組み入れを検討してみることもできます。

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