簡単な家計管理の方法で、収支と資産の状況が把握できました。
投資をはじめると、次は投資の状況を把握できるようにしなければなりません。
家計管理の中では、投資資金として証券会社に移管した分を投資元本として記帳しています。
投資管理では、その投資元本に対しての時価評価額で損益を把握できるようにします。
個別銘柄の損益に目がいきがちですが、資産合計を増やすことが目標ですので、まずそれを把握できるようにします。
投資活動は、長期にわたり継続するので、
・少ない手間で継続できる
・ポイントがわかる
ような管理を目指します。
投資は、ギャンブルではないので、仕事同様に取り組まなければ長期的な利益は見込めません。
時価評価額と投資損益
投資元本に対しての投資状況を大局的に把握するため時価評価額と投資損益を集計します。
投資元本:証券口座へ移管した額
(証券口座が複数ある場合はその合計)
時価評価額:証券口座の時価評価額
(証券口座が複数ある場合はその合計)
時価評価額-投資元本=投資損益 とします。
家計管理で集計した貯蓄残高に、この投資損益を加えると
時価評価の貯蓄残高が分かります。
貯蓄残高+投資損益=時価評価の貯蓄残高
これらの集計を月1回など定期的に行います。月次の家計収支の集計の際にあわせて行うのがベターです。
ポートフォリオ一覧表
性格の異なる資産を組入れたポートフォリオ を計画して、分散投資を実践するためには、現状のポートフォリオを把握できるようにしておく必要があります。
そのためにポートフォリオ一覧表をつくります。
ポートフォリオ一覧表があると、計画したポートフォリオと現状のポートフォリオを比較し、投資損益の推移と経済情勢をふまえながら、
現状のポートフォリオの問題点を検証することができます。
投資する銘柄が、2つ3つであれば銘柄毎の分類でもよいですが、目的は分類の異なる資産の組合せを把握することですので、次のような分け方をします。
ポートフォリオの分類例
円建て
・日本株
・債券
・不動産
・商品
・現金
ドル建て
・先進国株
・新興国株
・先進国債券
・新興国株
・不動産
・現金
個別の銘柄を上記のような分類項目に割り当て分類項目ごとの時価評価額と投資元本に対する割合を算出します。
これもエクセルで表を作り集計します。
全ての分類項目への資産組み入れが必要な訳ではありません。またこの分類項目は自身に合うように見直してもかまいません。
ポートフォリオ一覧表は月次で行うのがベストですが、他の集計表と比較すると手間がかかるのと、毎月大きく変動が生じないので数か月に一度の更新でよいと思います。
以上の方法を通して、投資の現状と推移を大局的に把握します。
問題があった場合は、その問題を深掘りします。継続してモニタリングすると傾向と対策をとりやすくなります。
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