これまで見てきたように株式や投資信託と比較して、ETF投資は多くのメリットがあります。
見ていない方は、コチラからどうぞ ➡ 違いがわかる!ETFと投資信託と株式の徹底比較
でも海外市場でのETFってどうなの?日本からの投資に向いているの?
同じETFでも、日本市場に上場しているETFと米国市場に上場しているETFでは大きく異なります。
結論からして、圧倒的銘柄数を誇る米国市場の上場ETFの活用が、高い収益性を得るには有利です。
このサイトで紹介しているインタラクティブブローカーズやファーストレード証券といった、米国の証券会社を使うことでその最大のパフォーマンスを得ることができます。
では、具体的に米国市場のETFについて説明します。
世界最大の米国市場は、ETFも豊富な銘柄がある
米国市場のETFは、日本市場のETFの約8倍の数があります。
日本市場のETFは、日本株対象が4割も占めており、外国株対象やその他の種類は非常に少なくなっています。
成長著しいアメリカやその他のグローバル企業のEFTに投資するには、日本市場のETFではまったく物足りません。
米国市場のETFは、絶対数が圧倒的に多い上に、米国株対象はもちろん、あらゆるセクター、国や地域を対象にしたETFが多く上場されています。
世界の公社債やREITのETFも多く、インカムゲイン(分配金収益)目的の投資をするにも適しています。
また、資源や貴金属、農作物などの商品対象のETFも数多く上場されています。
レバレッジ・インバース銘柄も多く、資金の有効活用にもつながります。
米ドル建てで、日本の財政破綻の備えになる
日本の財政破綻に備えるためには、円建て資産以外へ振り分ける必要があります。
円建て資産のリスクについては、コチラを見てね ➡ 国債暴落・財政破綻がすぐそこ
日本市場のETFは円建てであり、その目的には適していません。
米国市場のETFは米ドル建てであり、一度米ドルを保有すると米ドルでの売買となり、円は介在しません。
日本市場と米国市場のETF比較
一覧表にまとめてみました。
日本市場のETF | 米国市場のETF |
|
---|---|---|
対象 ( )内は銘柄数 (2014年12月時点) | 日本株式(77)、外国株式(36)、外国債券(6)、商品(38)、レバレッジ・インバース(24)、REITなど | 米国株式、外国株式、各種債券、商品、レバレッジ・インバース、REITなど |
上場銘柄数 (2014年12月時点) | 190(ETN含む) | |
レバレッジ・インバース銘柄数 (2014年12月時点) | 24 | |
上場市場 | 東証など日本市場 | |
取引できる証券会社 | ・日本国内の証券会社 (SBI証券、楽天証券、マネックス証券他多数) | ・日本国内の証券会社 (SBI証券、楽天証券、マネックス証券等少ない) ・米国の証券会社 ・香港やシンガポールなど海外の証券会社 |
通貨 | 円建て | |
メリット | ・国内の証券会社で容易に取引できる | ・インバース・レバレッジ銘柄が多い ・基軸通貨である米ドルで取引できる ・日本国債暴落の備えになる |
デメリット | ・銘柄数が少ない ・日本国内の銘柄主体で世界的に投資できない ・円建てであり為替も値に反映される(分離できない) | ・証券会社が限定される |
摘要 | 日本株主体の品揃えであり、米国主体とした世界的企業、世界の債券、商品への投資には向かない |
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