ティッカー:PFF
名称:iShares US Preferred Stock
カテゴリ:優先株
レバレッジ:なし
対象指数:S&P米国優先株式インデックス (S&P U.S. Preferred Stock
Index)
上場取引所:NYSE Arca
売買単位:1口
設定日:2007年3月26日
運用会社:ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ
分配頻度:毎月
経費率:0.47%
目 次 1.ファンド概要 2.PFFの使い方 |
ファンド概要
PFFは、債券と株式の両方の性質を有する優先証券を対象としたS&P米国優先株式インデックスに連動するパフォーマンスを目指すETFです。
分配金利回りが高く、インカムゲインを目指すために活用できます。
主な構成企業上位(2016年3月31日時点):
ALLERGAN PLC
HSBC HOLDINGS PLC
BARCLAYS BANK PLC
GMAC CAPITAL TRUST I
WELLS FARGO & COMPANY
BLK CSH FND TREASURY SL AGENCY
CITIGROUP CAPITAL XIII
HSBC HOLDINGS PLC
DEUTSCHE BK CONTGNT CAP TR TR PFD
FRONTIER COMMUNICATIONS CORP
PFFの使い方
大手金融機関からは、優先出資証券や劣後債という高利回りの債権が発行されていますが、投資家から見ると社債とほとんど同じ性質です。
ただし銀行が破綻した場合、社債よりも財産分配序列が劣後するため、リスクが高い社債といえます。その分利回りが高い傾向にあるのが特徴です。
米国の優先出資証券(優先株)のインデックスに連動するPFFは、通常はボラティリティが低く、安定した値動きで高利回りで運用できますが、金融機関の危機の場合は大きく値が下落することがあります。
インカムゲイン投資の運用について詳しくは、コチラ➡ 分配金を複利運用して老後の資産をつくるインカムゲイン型の投資信託やETF銘柄
サブプライム問題からリーマンショックの時に、PFFの値は約70%下落しました。逆に利回りは上昇しました。その後比較的早く80%程度まで回復しました。
リーマンショックの際は、株式だけでなく債権もREITもすべて大暴落したのでPFFだけの現象ではありませんが、通常安定しているPFFも金融危機の場合は大きく値崩れすることは覚えておきたいところです。
高利回りのETFであり、ポートフォリオへの組み入れにも適していると思いますが、一括購入はリスクが高いので購入時期は分散させるのが望ましいでしょう。
一括投資と積立投資の比較について分かりやすくまとめました、コチラ ➡ 集中・一括・アクティブ投資と分散・積立・インデックス投資の比較まとめ
金融危機などの折に、価格が安くなり、利回りが高くなった時期に仕入れ(購入)ておくことで、リスクを低くし大きなリターンを期待できます。
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