ファーストレード証券Firstrade Securities Inc.は、1985年設立のアメリカのネット証券です。
日本人でも日本に居ながら口座開設ができる数少ない海外証券会社です。
でも海外に証券口座を開くなんてとっても不安だし、方法もわかんない?
という人は多いと思います。やってみると簡単なことでも、それまでは疑問や不安がともないます。
使ってみて分かったファーストレード証券の利用情報をまとめました。ほかにも関連ページがありますので、あわせて見てください。
米国の金融機関なので、日本の財政破綻や国債暴落の備えに効果あります。米国の金融機関なので、日本の国債暴落や財政破綻の影響をうけず、日本の金融機関に必要なマイナンバー登録もありません。
人口減少と高齢化にともない日本経済が弱体化するなか海外金融機関の活用はより重要になってきます。
ファーストレード証券の活用のポイント
・米国市場の全ての銘柄を取引きできる。
・取引手数料が安い。1取引$6.95
・シンプルな作りで、画面が見やすく扱いやすい
・日本に居ながら口座開設ができ、初心者でも操作性がよく、取引しやすい
インタラクティブ・ブローカーズに加え、海外にもう一口座開設する場合に適しています。
ただし、日本語情報、日本語窓口がなく、英語のみです。
他の証券会社との比較は、コチラにまとめています ➡ 日本と米国の証券会社比較
ファーストレード証券の利用についてはこんな記事も参考になります。
ファーストレード証券を使っての取引の一例は、コチラ ➡ 海外分散投資に使える低コストの米国市場のドル建てETFの銘柄を選ぶ方法
Morningstarを使ってETFを調べファーストレード証券で取引、コチラ ➡ Morningstarを使ってアメリカ市場のドル建てETF銘柄を調べる方法
ファーストレード証券の口座開設
ファーストレード証券のHPにアクセスし、口座開設申し込みを行います。
https://www.firstrade.com/content/en-us/welcome
必要事項を入力し、ユーザー名・パスワードもここで設定します。本人確認書類と住所確認書類をまとめファーストレード証券に郵送します。
後日申し込み内容の審査完了後に、口座開設が可能となります。入金後に取引が可能になります。
口座開設申し込み時の注意事項
米国の金融機関は、共同名義(Joint account)の口座がつくれます。ファーストレード証券もそれにならってJoint accountをつくれます。
共同名義なんてなぜ使うの?
夫婦で共同名義にして口座を持つことができます。万が一どちらか亡くなったときのためです。
ところが、ファーストレード証券からの出金が問題になります。共同名義(Joint account)の証券口座の、出金先の銀行口座も共同名義とする必要があります。
日本の銀行では共同名義の口座を開設できませんので、本人+配偶者の夫婦の共同名義のファーストレード証券口座であっても、国内の本人宛の銀行口座へ送金するには非常に手間がかかります。
具体的には、共同名義人と2人で公証人役場に出向き、出金用のWire Request Formに証明を受領する必要があります。
公証人役場は所在地が限定されており、訪問する労力・費用に加え、証書作成の手数料も必要になります。
日本に居住して取引する場合は共同名義を選択することは避けた方がよいです。
ファーストレード証券の入金方法(海外送金)
日本の証券口座に比べ、米国の証券会社は入金に少し手間がかかります。
日本の証券会社の場合は、証券会社の銀行口座(送金先)が日本国内の銀行ですので、自身の日本国内の銀行口座(送金元)からの資金移動が国内送金になり容易です。
米国の証券会社は一般的に、証券会社の銀行口座(送金先)が米国の銀行ですので、自身の日本国内の銀行口座(送金元)からの資金移動は、海外送金になり手間と高い手数料がかかります。
送金元の銀行が限定され、事前の為替取引が発生するなど複雑になります。
海外証券会社への海外送金の流れについては、コチラ ➡ 海外証券会社の入出金
海外ネット証券と海外送金ができる銀行との組み合わせについては、コチラ ➡ ネット証券と銀行口座の組合せを徹底比較
ファーストレード証券の取扱い通貨は米ドルのみです。従って、ファーストレード証券への入金は、米ドル建てで海外送金(BMO Harris Bank宛)する必要があります。
海外送金の場合は、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンクやゆうちょ銀行など海外送金の取り扱いがある銀行口座を開設する必要があります。それぞれ手数料や手続きが異なりますので、各銀行のHP等で確認してください。
シティバンク銀行(日本法人)に口座を開設すると、海外送金の手数料が安く、手続きも簡単で便利です。
なおシティバンク銀行(日本法人)のリテールバンク事業(個人向け)は、2015年11月1日にSMBC信託銀行に統合されました。新たなブランドプレスティア(PRESTIA)として、シティバンク銀行のサービスを継続しています。
証券口座開設の際には、日常生活で使用する日本国内の銀行口座から入出金に使う銀行口座への資金の流れを考慮して、金融機関を構築するとよいです
ファーストレード証券の米国株・米国ETFの取引
取扱い銘柄
ファーストレード証券は、米国の証券会社ですので、世界一の米国市場に上場の銘柄、米国債、投資信託に投資できます。
手数料
1取引につき$6.95
売却時に現地取引費用として、取引代金$1につき$0.0000221かかります。これはどこの証券会社でも発生します。
米国証券会社でも安い手数料設定となっています。取引あたりの手数料設定ですので、取引金額が多い場合は、より割安になります。
口座維持費も無料です。
取引機能
取引は、指値注文、成行注文が可能です。
注文画面や口座管理画面が非常に見やすく扱いやすいです。
分からない点は、英文ですがチャットを使うことができます。すぐに繋がり便利ですが、米国時間に日米時差に注意が必要です。アメリカ市場は日本時間の夜中に開いているからです。
(2015年5月)
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